スカイマーク茨城便

2011年3月28日
スカイマークは28日、茨城空港を発着する1日6便の定期便すべてを、30日から4月3日まで欠航すると発表した。福島第1原発事故の影響を考慮し、エンジンの洗浄や部品の点検をする必要があるためと説明している。  同社によると、30日から羽田空港で、保有する18機すべてのエンジンを洗浄するほか、茨城空港に置いてある交換部品も点検や洗浄をする。「念のための措置」としている。 欠航するのは札幌線と中部線、神戸線の各1往復で、5日間で計30便。茨城空港以外の路線の欠航予定はない。

2012年4月28日
茨城空港で22日夕、新千歳発茨城行きのスカイマーク794便(ボーイング737―800型、乗員・乗客142人)が、着陸が許可されたのとは別の滑走路に誤って着陸していたことが国土交通省と同社への取材で分かった。着陸した滑走路に他機はなく、けが人はなかった。同省は安全上問題のある行為と判断、同社に調査を指示した。  国交省とスカイマーク株式会社によると、同機は午後4時10分ごろ、新千歳空港を出発、順調に飛行した。茨城空港はほぼ南北に延びる滑走路が2本並んでおり、管制は同機に西側の滑走路への着陸を指示した。しかし同機は東側の滑走路に着陸し、ターミナルに向かう際に間違いに気づいたという。  茨城空港によると、2本の滑走路は210メートルほどしか離れておらず、同社は国交省に「操縦していた男性機長が左右を勘違いした」と説明。この機長と同乗の副操縦士を乗務から外したという。  国交省は、着陸した滑走路に他の飛行機がいなかったことなどから、航空法上の事故や、大事故につながりかねない「重大インシデント」には当たらない、としている。しかし、同法は航空機は管制の指示に従うと定めており、同省は同法違反の可能性があると見て同社に原因調査を指示した。  同社は「乗客や関係者に心配と迷惑をかけて申し訳ない。再発防止に取り組んでいきたい」と話している。