スカイマーク沖縄便

2012年5月22日
国土交通省航空局は22日、管制官の許可がない滑走路に誤着陸するなどトラブルが相次いだスカイマークに対し、安全管理体制に不備があるとして厳重注意し、再発防止策の報告を指示した。  航空局によると、2月25日に沖縄県宮古島の宮古空港で、那覇発547便が定められた高度以下で進入して着陸。4月22日には茨城空港で、札幌発794便が許可されたのとは別の滑走路に誤って着陸するなど、2~5月にかけて計6件のトラブルなどが相次いだ。  航空局は5月14~16日、同社に立ち入り検査を実施していた。

2012年5月2日
スカイマークは1日、茨城空港(小美玉市)発着の沖縄(那覇)便を7〜9月までの3カ月間、季節定期便として就航すると発表した。運航は1日1往復。2010年3月の開港以来、沖縄便の就航は初めて。併せて7月から、従来からの茨城-神戸線を利用して乗り継ぎ可能な神戸-那覇線も1日2往復から3往復に増便する。県は「県民の希望が最も多い路線で、利便性向上につながる」と期待。同社は「夏場の需要を見込んだ」と説明した。 同社の茨城空港就航便は、神戸、札幌(新千歳)に次いで3路線目。橋本昌知事は「今回は季節定期便だが、札幌便、神戸便同様に多くの県民に利用してもらい、通年運航となることを期待している」とコメントした。 同社によると、茨城-那覇線の運航期間は7月1日から9月30日まで。運航当初のダイヤは、茨城発午後0時45分(那覇着同3時50分)▽那覇発午前9時30分(茨城着午後0時5分)-の予定。 また、神戸-那覇線も7月から既存の4便に加え、神戸発午後7時55分(那覇着同10時)▽那覇発午後5時25分(神戸着同7時20分)の2便を増便。同社は「茨城空港から沖縄への直行便に加え、神戸空港での乗り継ぎの選択肢も広がり、使い勝手がよくなると思う」としている。 県によると、本県と沖縄県の間には年間20万人もの旅客流動があり、県立高校の修学旅行でも7割以上が沖縄方面を選択している。県の新規就航路線希望調査で沖縄が7割を占めたこともあり、県はこれまで県民のニーズが高いことを同社に示し、沖縄便就航を要望してきた。 10月以降の沖縄便運航について、同社は「現時点で予定はなく、状況をみて今後検討する」としている。 就航に向け、同社は7月1、2日分の航空券を2日午前9時半から発売。同3日分以降は通常通り、2カ月前から販売する。茨城-那覇線の同1日分の普通運賃はキャンペーン価格で1万円に設定した。